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田舎学生の海外大学院学位留学挑戦記

とある田舎出身の学生が海外大学院での学位留学に挑む汗と涙と命を賭けた壮絶な体験記です。

留学記第 2 章 ~いばらの道の始まり~

[ 長い長いトンネルの入り口で ]

進展報告

まずは進展報告から。

今日はうれしい進展が 2 つほど。進路の話ではないのであしからず。
まず 1 点目は国際ワークショップでのポスター発表が正式に確定した。2/28-3/2 まで神戸で開催される理研主催国際ワークショップである。

2 点目としてはスパコン講習会にも参加できることになった。スパコン用のプログラミング技術を身に着けたい。

A good beginning makes a good end

第 1 章 (前回記事) では、3 年次の夏季休暇中のアメリカ短期留学から、12 月の米国大学院学生会主催の留学イベントで全てを賭ける決意をしたところまで書いた。

そしてこの勢いのまま、2 月からの研究室仮配属へと移っていく。
このスタートダッシュ期で筆者がしたことは以下の 3 つである。

語学試験対策

学位留学のみならず一般的な留学希望者 (特に英語圏) にとって最も一般的な壁の 1 つは「語学試験 (TOEFL / IELTS)」の基準点を超えることであろう。

筆者自身は夏季の留学もあったことで語学試験の勉強は春ごろからぼちぼち始めていた。テスト前の1ヶ月程度集中して対策し、普段は YoutubeIELTS の Listening 教材1.5 倍速再生してシャドーイングするなどしていた。

(*) 英語勉強法について詳しく書いた WEB ページはこの世に腐るほどあるので、勉強法についてはそれらのページを参考にしてほしい。

その甲斐があってか、出願 1 年前の 12 月には IELTS で Overall 6.5 (TOEFL = 85-95 程度 ) のスコアは持っていた。

プランとしては、出願年の春ごろまでにほぼすべての大学院を網羅する基準である IELTS 7.0 ( TOEFL = 100-105 程度 ) までを目標としてより集中して取り組んだ (つもりであった...)。

当時は (今振り返っても) 十分すぎるスタートであったはずだった...。

研究テーマ候補の決定

交換留学等との大きな、そして決定的な違いとは、研究 (どのような研究をしたか?どのような研究成果があるか?) が大学院進学においては非常に重要な要素になることだ。

これは、第 0 章でも述べたように ( +@ 補足すると) 大学院では学生は研究室の教授が獲得した資金他、学部の予算によって「雇われている」ためである。
つまり、研究成果を出せる (ようなポテンシャルを持つ) 学生が求められている。

大学や研究室によっても研究テーマの決定方法は異なると思うから一般的なアドバイスはできないので、ここでは筆者がどのように決定したか紹介する。

研究テーマ決定までの流れ

筆者は気象学専攻の学生であった。幸いにも(もしくは人によっては面倒臭いかもしれないが)、筆者の所属する研究室は研究テーマの決定は各個人個人に委ねられていた。

そこで、今後の発展がより期待される + 自分が興味があるような項目 でフィルターをかけて 2, 3 個程度に絞っていった。
今後の発展がより期待される というのは、今後の大学院進学を考えて、すこしでもパブリッシュに有利なように (そして Ph.D がとれるように) という何とも腹黒い理由である(笑)

結果的にデータ同化という、数値予報の精度改善に関する手法の研究に決定した。これは気象学 + 計算機科学(大規模計算) + 数学 等々の複数分野にまたがる学際的な研究で、気象学のいて近年最もホットな研究テーマの 1 つである。

結果的にこの進路選択は現時点では正しかったように思えるし、この研究テーマを選んだおかげでその後の自分の 1 年間も実りあるものになった。やはり、研究テーマの決定は、進学にしてもキャリアプランという観点でも非常に重要であるように思える。

進学先候補奨学金候補のリスト化

最後にこの比較的暇な時期にぜひやってほしいことがある。それは、進学先候補奨学金候補をリストアップすることである。

進学先候補のリスト化
アメリカのほかにイギリス、スイス、ドイツ...と研究に力を入れる優秀な大学なんて世界に星の数ほどではないけれども沢山ある。 Harvard、MIT 以外にも素晴らしく、自分の研究にマッチした教授がいる環境は多く存在するので研究テーマが決定したら、論文で読んだ教授学会賞を受賞した教授論文引用数が多い教授など様々な角度からできるだけ多く探してほしい。(筆者は出願直前の 12 月にも進学先候補を発掘するなど、まだまだリスト化が甘かったように思える)

QS などの大学ランキングが必ずしも自分にとってベストな環境とは限らないが、レベルの高い大学はやはり上位にランクインしていると思うから、最初にリスト化するときは以下のサイトを参考にすると良いかもしれない。

QS
www.topuniversities.com

US News
colleges.usnews.rankingsandreviews.com

長くなってしまったので、奨学金候補の回は次回にしよう。

そんなこんなで、筆者の壮絶な 1 年間が始まった。